今治が舞台のロマンあふれる歴史アドベンチャー映画『瀬戸内海賊物語』
2026年6月19日

皆様こんにちは、Kanaです。
さて、今年の初め、私、ラジオに出演させていただいたことを、いつも読んでくださっている皆様は覚えていらっしゃいますでしょうか。
愛媛県出身の映画監督、大森研一さんの、「大森研一の Starting Line for the Future」です。
心霊話、高校野球の話などなどもできて、今治での思い出話も伺ったりと、今思い出しても本当に楽しい時間でした。
そして何といっても、大森監督から伺った映画にまつわるお話が本当に面白かったのです。
以前にもご紹介した大森監督の映画『ゴーストスポッターズ~夢湯~』も今治が舞台ですが、もう一つ必見!なのが、映画『瀬戸内海賊物語』。
これは、かの有名な、昔実在した村上水軍にまつわるお話で、私も配信サービスで拝見しました。
今回はその『瀬戸内海賊物語』をご紹介しましょう。

村上水軍は瀬戸内に実在した海賊で、「日本最大の海賊」として恐れられつつも、海上秩序の維持者として活躍していました。
そう、海賊と聞くと悪者のイメージですが少し違うのです。
村上水軍は単なる海賊ではなく、瀬戸内海の複雑な潮流や地形を熟知しており、戦略的・文化的に高度な海のプロフェッショナル集団でした。
芸予諸島の海峡を関所に見立て、通航料を徴収したり、また、海上輸送・警護をしたり、戦時には船団を組織的に運用し、物資輸送や戦闘支援を行っていました。
必要に応じて敵対勢力の船舶と戦ったり、海賊活動だけでなく、漁業にも従事。
茶や連歌などの文化的素養も持ち、単なる荒くれ者ではなかったとも言われています、
瀬戸内海の歴史にも大きな影響を与えた存在なのです。

2014年に劇場公開された本作品。
ストーリーは、「村上水軍」の子孫である子供たちが、海賊の財宝を探しに出る冒険物語。
主人公は戦国時代最強と言われる海賊大将軍の村上武吉の血を引く楓という女の子です。
ただ宝物が欲しくて探しに行くわけではありません。
島の危機を救うため、仲間とともに埋蔵金探しをするのです。
それがとてもリアル。
そもそも、村上水軍という海賊が実際に存在していたこと、今治にいると様々なところでその村上水軍が存在したことを感じること、大三島にある宝物館には数多くの重要な宝物が貯蔵されていること、瀬戸内の島々で実際に撮影がされている、などさまざまなことが相まってとてもリアルで、本当にこういうことってあるんじゃないかと、ワクワクして見ました。
そして映画を見ながら、ついつい現代の瀬戸内の景色を重ねて見てしまいました。
今はこんなのどかな海の、この風景の中に海賊がいて、海の上で活躍していたのかと思うと、一体どんな光景だったのだろうと想像が膨らみます。
本当にロマンのある作品です。
ラストまで、ワクワク!!

原案・監督は大森研一監督。
脚本には大森監督の他に湯原弘康さん、藤井香織さんが名を連ねます。
プロデューサーは『春に散る』、『君の忘れ方」なども手掛ける益田祐美子さん。
そして、出演者の皆さんもとても豪華!先日逝去された中村玉緒さんも出演されています。
私個人の感想ですが、作品内での玉緒さんの存在感がすごく好きでした。
やはり、唯一無二の魅力的な女優さんですね。
主な出演者は以下です。
・村上楓/村上景親役:柴田杏花
・二階堂学役:伊澤柾樹
・宮本愛子役:葵わかな
・麻田冬樹:大前喬一
・村上達也/村上武吉:内藤剛志
・村上春子役:石田えり
・宇治原清秀役:小泉孝太郎
・宮本龍一役:竹内寿
・宮本明憲役:六平直政
・佃健三役:阿藤快
・麻田佳世役:馬渕英俚可
・町長役:石倉三郎
・柴山館長役:西岡徳馬
・村上絹子役:中村玉緒
とても素敵なメッセージが何度も出てくるのでそこも必見!
主人公の女の子は、こうだと思ったら大人しくなんてしていられない、エネルギー一杯で、大人にだってぶつかっていきます。
愛するもの、愛する島を守るために必死。
時にいろんなところにぶつかるけれど、それでも突き進む楓にパワーをもらいます。
私は「時には無茶せんと、そこには希望もない。」という言葉がすごく好きでした。
さあ、梅雨の季節ですが、外に出かけるのが億劫な日は、絶好の映画デー!
この作品を見て、しばし、海賊が海を守っていた時代に、思いを馳せてみませんか?
Written by 編集長 今田果奈
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