迫力の菊間瓦に魅せられる「かわら館」
2025年12月5日

今治市の最西端に位置する菊間(きくま)町は、古くから菊間瓦(きくまがわら)の生産で知られています。
瓦は古くから日本家屋の瓦屋根に使われ、なくてはならないものですがその中でも菊間瓦は、750年以上もの歴史を持つ伝統工芸品です。
◆美観 独特のいぶし銀の美しさがあり、種類も豊富で表現も自由にでき、葺きあげて優美である。
◆耐久性 堅牢で耐寒力があり丈夫である。
◆防水性 吸水率が少なく排水が大変良い。
◆快適性 夏涼しく冬暖かい。
◆低価格 日本の気候風土に合った伝統の瓦だからこそ、長持ちして割安である。
引用元:菊間町窯業協同組合
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このように、菊間瓦はとても利便性が高いのです。
そして、そんな菊間瓦を思う存分見て学ぶことができる瓦資料館、「かわら館」が菊間町にあります。
写真盛りだくさんでご紹介しましょう。
かわら館に到着して入り口から上を見上げると、早速屋根に立派な鬼瓦!
鬼瓦は魔除けや厄除けの縁起物とされていますが、こんなに立派な鬼瓦なら本当に悪いものも寄り付くことができ無さそうですね。

こんなに立派な犬小屋も。安心して眠れそうですね。

こちらは1845年ごろに神社の拝殿に使われていた鬼瓦。
時がたってもこんなにしっかりと美観を保っています。

ツヤツヤで美しい狛犬が玄関先でお出迎え。

中に入ると、毎年、菊間祭りに行われる「お供馬の走り込み」をモチーフにした作品が。

瓦の太鼓や、瓦のカメラも。


受付で観覧料をお支払いして入ります。

受付周りには物販もあり、瓦で作られたさまざまな商品が販売されています。


取材に同行してくれたtakaは自宅用に、こちらを購入していました。
しっかり厄を除けてくれそうです。

こんなかわいい置き物も。


かわら館は1階から4階と実習館があります。
1階ロビーには先述した「お供馬の走り込み」をモチーフにした大レリーフや瓦の大太鼓他、瓦の工芸品の展示や販売されており、2階に上がる途中には立派な鯱。
下から屋根についているものを見上げることはあってもこんなに間近で見ることがあまりないので貴重だねとtakaと話しながら見ました。
家紋も色々集まるととても素敵。


2階は常設展示室、菊間瓦が繁栄した昔の様子や製造工程をミニチュア模型で復元し、菊間瓦の750余年の歴史を時代絵巻にして菊間瓦の繁栄と栄光が紹介されており、約170年余り航海灯の役目をしていた瓦の灯籠や広島平和記念館より永久貸与された被爆瓦等数々の歴史的に貴重な作品も展示されています。
3階の展示室には、珍しい鬼瓦、貴重な屋根瓦等を展示している他、日本各地で活躍している現代の名工に選ばれた鬼師達の作品や瓦造りの道具、世界各国の瓦等が展示されています。





こちらは鬼瓦の変化がわかるコーナー。
少しずつ変わって行っていますよね。





こちらは瓦に布目が着いた布目瓦。



1階、2階、3階とずっと瓦を見ているうちにどんどん瓦に魅了されていきます。
鬼瓦を専門に作る職人を「鬼師」と言うそうです。
こちらは全国の鬼師さんたちの作品。



瓦の虜になりつつあるところで、最後に全国から集まったさまざまな瓦を見ることができました。
比較するとこれまた面白い。
瓦づくりに使われた道具や、神馬も。





4階は特別展示室で、菊間町出身の方の芸術作品が展示されていました。

また、実習館では瓦粘土を使って、世界でたったひとつ自分だけの作品を作ることができるそう。
瓦の植木鉢やレリーフ、動物のマスコットや鬼瓦など、子どもたちが伝統工芸について学ぶにもとてもいい機会になりそうです。
見応えたっぷりのかわら館、皆さんも4階にたどり着くころには菊間瓦の魅力にはまっていることでしょう。
かわら館があるのは「瓦のふるさと公園」内。
公園にはバラ園や絶景が見える東屋、全長120mもあるローラー滑り台、展望時計台や菊間の小学生たちが製作した作品も見ることができます。
かわら館で750年以上ずっと受け継がれてきた伝統工芸を見て、今一度日本文化の素晴らしさを感じてみませんか?
観覧料:大人210円、小中高生100円、65歳以上100円
(20名以上の団体 大人170円、小中高生100円)
実習館利用料:粘土体験710円~ 受付時間PM3時まで ※10名以上要予約
所在地:〒799-2303 愛媛県今治市菊間町浜3067 JR菊間駅から徒歩3分
電話番号:0898-54-5755
開館時間:午前9時から午後5時
※実習受付は午後3時まで
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)12月29日~1月3日
ホームページ:https://kikumakawara.com/pages/37/
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