“こどもを真ん中”に、今治のまちがつながる「今治市ネウボラ拠点施設整備・運営事業」の優先交渉権者が決定
2026年9月16日
「今治市ネウボラ拠点施設整備・運営事業」について、
株式会社合人社計画研究所を代表企業とする8社の事業グループが優先交渉権者に決定しました。
提案コンセプトは、「こどもを真ん中につながりがめぐる子育て拠点」。
などの機能を1つに集めることで、
妊娠期から18歳までのこどもと子育て家庭に切れ目なく寄り添う「今治版ネウボラ」の中核施設として、
2030年7月の供用開始を目指す予定です。

今治市では、
「子どもが真ん中で輝くやさしいまち“今治”」
の実現に向け、
妊娠期から18歳までの子どもがいるすべての家庭を切れ目なくサポートする
「今治版ネウボラ」
を重点施策として推進しています。
またその中核を担うのが、今回整備する「ネウボラ拠点施設」です。
このネウボラ拠点施設の原点にあるものは、市民の声。
「天候に左右されず安心して遊べる場所がほしい」
「子育ての悩みを気軽に相談したい」
「仲間と集まって、ゆっくり過ごせる場所がほしい」
といった市民の声を反映させつつ、一方で市内各所に点在する保健センターや発達支援センターなどの中核機能を集約。
その上で、利用しやすい子育て支援拠点を目指して計画を進めてきました。
そして、描いた施設の姿を実現するため
2026年1月30日から「今治市ネウボラ拠点施設整備・運営事業」の事業者公募を開始したのです。

このように市民のために開催された先行にあたって
有識者らで構成する「今治市ネウボラ拠点施設整備・運営事業者選定委員会」が提案内容を審査。
その結果、株式会社合人社計画研究所を代表企業とする8社の事業グループが優先交渉権者へと決定しました。
9月10日に今治市役所で行われた記者発表では徳永繁樹今治市長が
「『今治版ネウボラ』の推進は、私の公約の一丁目一番地。
ようやくスタートラインに立つことができ、万感胸に迫る思い」
と述べ、拠点施設の実現に向けた強い思いを語りました。
今回の提案では、事業全体の理念に「こどもを真ん中につながりがめぐる子育て拠点」を掲げて。
その実現に向けた施設整備のコンセプトは、
「小さな積み木の重なりが生み出す『みんなの居場所』」。
例えばこどもたちが大好きな「積み木」のように多様な機能を重ね合わせ、
誰もが心地よく過ごせる居場所となれる施設を目指すとのことでした。
外観には“しまなみ”の美しい風景が持つ豊かな色彩をあしらうことによって、
まちのどこからでも人々を迎え入れる「四方正面」のデザインを採用しています。
さらに各階のテラスと整備予定の公園を屋外階段でつなぐことで、建物と公園が一体となった「立体公園」を形成。
今治の未来を象徴する新たなランドマークとなる予定となっています。

| 区分 | 役割 | 企業名 |
| 代表企業 | 維持管理・運営 | 株式会社合人社計画研究所 |
| 構成企業 | 設計 | 株式会社梓設計関西支社 |
| 設計・建設 | 株式会社乃村工藝社 | |
| 設計 | 株式会社矢野青山建築設計事務所 | |
| 建設 | 株式会社合田工務店 | |
| 建設 | 四国通建株式会社 | |
| 建設 | 株式会社野間工務店 | |
| 建設 | アクティオ株式会社 |
構造は1階から3階までをつなぐ3層吹き抜けの「まんなかスクエア」を中心に構成された階建て。
まちのにぎわいを取り込む1階から、遊びや創作を楽しむ2階、
学びと交流を育む3階、相談・支援を担う4階へと、
例えば、上階に進むにつれてフロアの性格が
にぎやかな「動」から落ち着いた「静」へ緩やかに移り変わりをイメージ。
まずはまちの活気を施設内へ取り込む”にぎわいフロア”です。
小ホールや「まんなかステージ」やカフェ、今治の風景(しまなみ海道など)を表現した遊戯室Aに加えて、
隣接する公園から人の流れを呼び込みその上で、
イベントなどを通じて生まれるにぎわいを周辺のまちへ広げます。

次に”のびのびフロア”。
こどもたちが遊びや創作を通じて、のびのびと成長できるのびのびフロアでは、
天井高約7メートルの遊戯室Bには今治城の城壁をイメージしたボルダリングを整備し、
子育てひろばでは「今治の実り」をモチーフにした遊びを通して五感を育みます。

3階の”わくわくフロア”は
多目的室や音楽スタジオなどを備えることで多世代が交わり、様々な活動に挑戦できる場所。
調理室と屋外テラスを組み合わせた「食育キッチン」では、
までを体験できる一方で、図書・学習室は中高生が仲間と過ごせる居場所にもなります。

最後に”あんしんフロア”
こちらのフロアでは、
など、相談、健診、専門的な支援を受けることが可能。
他のフロアと適切に区画してプライバシーを守るとともに、
関係職員が連携しやすい環境を整え、それでいて利用者の安心と職員の働きやすさを両立します。

4つのフロアは建物中央の「まんなかスクエア」と立体的な回遊動線によって緩やかにつながり、
各階で生まれる活動や交流を館内全体へ広げます。
また成長段階や利用目的に応じて思い思いに過ごすことができ、
訪れるたびに新たな発見や出会いが生まれることによって人がつながり、にぎわいがめぐる「みんなの居場所」となるのだとか。

今後、合人社グループと今治市は基本協定を締結予定。
市議会の議決を経たのちに事業契約を行い、2030年7月の供用開始に向けて施設整備を進めていきます。
一方で、今治市が目指す「今治版ネウボラ」は、この拠点施設だけで完結するものではありません。
拠点はもちろん、市内のどこに暮らしていても必要な支援を身近に受けられるよう
拠点施設と連携した切れ目のない支援ネットワークを構築。
つまり、「ネウボラ拠点施設」を子育て支援の「ハブ」として
市内全域に広がるサテライトと人や情報、支援を結ぶことで
さらにまち全体でこどもの成長と子育て家庭を支える環境を整えていくとのことでした。
Written by でーき
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