脱炭素社会に貢献する新エネルギー「ブラックバークペレット」。 国内初の製造工場が愛媛県西条市で竣工!
2026年7月22日
みなさん、こんにちは。
でーきです!
今日は愛媛県西条市に無事竣工した、
脱炭素社会に貢献する新エネルギー”ブラックバークペレット(以下BBP)”を製造する国内初の工場をご紹介。
この西条ペレット工場は2026年7月15日(水曜日)に竣工を記念するセレモニーも開催され、多くのメディアが集まった注目の場所。
今治市も積極的に取り組みを行っている脱炭素の国内初の工場とはどういった施設なのか。
今回、筆者は本工場で開催されたセレモニーにお邪魔して、
工場内の様子やBBPについても詳しくうかがってきましたので、みなさんにもご紹介します。

ブラックパークペレットとは、木材加工時に発生するバーク(木の皮)を原料とした木質ペレットを製造し、
製造した木質ペレットに炭化装置で熱処理することで、高付加価値な脱炭素社会に貢献する新エネルギーのことを指します。

1,石炭に近い性質
発熱量、粉砕性、疎水性(水に強い性質)が石炭に近く、
石炭火力発電所の既存設備を使って石炭との混焼が可能。
大規模な設備改修が不要で、屋外での保管もできるというメリットがあります。
2.GHG(温室効果ガス)の削減効果
ライフサイクル全体の温室効果ガス(LCA-GHG)排出量が低く、
石炭からBBPに置き換えることで、全体のCO2排出量を低減させることが可能。
3.国産由来のバイオマス燃料
愛媛県内を中心とした地域材由来のバークを原料とし、
これまで十分に活用されてこなかった森林資源の価値化を通じて、
資源循環の促進、林業・木材産業をはじめとする地域産業の活性化にも繋げることができる。
4.幅広い用途
一般炭の代替として、石炭火力発電所、セメントのキルン燃料、産業・製紙用ボイラーの燃料に利用。
また、微粉炭やコークスの代替として、PCI(微粉炭吹込み)燃料や還元材としても使用される。
といった複数のメリットを持つBBPは国内、国外から多くの注目を集める新エネルギーなのです。

このBBPは日本政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向け、
石炭火力発電所の熱源を石炭からBBPに置き換えることで、脱炭素化を進める選択肢としても有力。
脱炭素化と安定供給の両立を掲げている第7次エネルギー基本計画、
また非効率な石炭火力発電について、
2030年度に向けて段階的なフェードアウトを進める方針が示されている発電分野において、
重要な課題となっている温室効果ガス排出削減への期待が高まっています。
そんな新しい時代を担う可能性のあるBBPを製造する新工場が西条市に完成したのでした。

こちらが竣工となった国内初のBBP製造工場。

西条市港に完成した製造工場は年間約30,000トンの製造能力を持ち、
商業運転を行うブラックペレット工場としては国内最大規模の製造能力を誇ります。

またバークを原料とする工場としては国内初の事例となる本工場では、2026年7月15日(水)に西条ペレット工場の竣工式を開催。
竣工式は各種メディアをはじめとして、
といった錚々たる人たちが集い、盛大に本工場の竣工を祝いました。
ちなみに本工場は9月まで試運転を実施し、10月から商業運転の開始を予定とのこと。

国内初となる新ネルギー製造工場のこれからの活躍に目が離せなることが予想できますね。
Written by でーき
今回取材に行ってきた西条ペレット工場の公式ホームページはこちら
Pick up
注目の記事