尾道の歴史情緒を感じる古民家カフェ3選
2025年1月19日
こんにちは、編集長のKanaです。
今回はとっても素敵な、とっても美しい、尾道のお話です。
今治からしまなみ海道を渡っていくと、たどり着くのが広島、尾道。
山あり、市街地あり、海あり、島あり、坂道が多く、古民家や古い寺社が多く、なんとも文学的で歴史的情緒あふれる、本当に素敵な街で、私も大好きです。
その街でお茶するなら、行ってみていただきたいのが雰囲気溢れる古民家のカフェたち。今回はおすすめの3つのお店をご紹介します。
尾道の古寺巡りコースの途中に佇む古民家カフェ「帆雨亭」。
旧出雲屋敷跡を改装した店内は畳で、昭和のお宅にお邪魔したかのようなレトロな雰囲気。
窓辺に飾られた時計や花瓶、ちょっとした雑貨、壁に作られた本棚などには店主のセンスの良さが感じられ、ほっと落ち着く空間。尾道ゆかりの文学者・志賀直哉の初版本やゆかりの文人たちの作品を所蔵した「おのみち文庫」も併設していて、店内のところどころに本が置かれています。
窓の向こうには尾道の町が一望でき、まるで絵画のよう。
この窓辺の席で時間を忘れて心ゆくまで本が読めたなら、と妄想してしまいます。
ドリンクやスイーツも、「尾道市向島町産清見オレンジのジュース」、「おのみち桜の紅茶」、「手作りケーキセット」など尾道を感じる、手作りのものが多くほっとします。
野点の席もあるので、天気のいい日には外で一服もいいですね。
その名の通り、まさに見晴らしが素晴らしい場所にある、ゲストハウス内のカフェです。
千光寺まであともう一歩という崖の上で、海と尾道の町が見渡せる抜群のロケーション。
大正10年に建てられた絶景が望める別荘建築が空き家になっていたのを大改修し、ゲストハウスに生まれ変わりました。
建物は登録文化財にも指定されています。
ゲストハウスとしてだけでなく、カフェだけの利用も可能。
窓際の席から尾道水道や旧市街地が一望できます。
操舵などの船具を照明やテーブルに再利用されていて、船の一室にいるような雰囲気。
メニューはコーヒーや紅茶の各種、緑茶や抹茶、瀬戸田の柑橘を使ったドリンク各種、季節のシロップソーダなどもあり、アルコールも。
築100年の歴史を感じながらホッと一息入れてみませんか?
「梟の館」はアーティスト・園山春二氏が“尾道イーハトーヴ”と呼ばれるエリアを作る始まりになったお店です。
「イーハトーヴ」とは、アート、町、人を縁で繋ぎ、独自の感性で創造する空間。
近隣の古民家や廃屋を改装しシャトーとしてリニューアルすることで人々が集う憩いの場となっています。
外観から物語の世界のような雰囲気があり、まさに桃源郷。
中もとってもアーティスティックです。
メニューはコーヒーや紅茶に加え、尾道らしい柑橘ドリンクも。
アルコールメニューもあり、満月の夜には「観月夜会」という完全予約制のワインバーが開催されるそう。
ガトーショコラやチーズケーキ、カタラーナ、猫がテーマのオリジナルフロランタンなどのスイーツメニューもあります。
窓からの景色を眺め、まさに桃源郷のようなこの空間で何か新しいインスピレーションがわいてくるかもしれません。
尾道には、古寺がたくさんあり、海があり、古い建物が多く、坂が多く、猫が歩き、歴史情緒あふれる街です。
どこを歩いても絵になる、本当に素敵な街。
文学の世界の中に入り、主人公になったような気分でゆっくりと尾道散歩、してみませんか?
Written by 編集長 今田果奈
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